『anemo』
地の底に眠る
深い深い混じり合いと一緒に
地の上を這いずり回る
重い重い汚れた風と一緒に
黒い源にしがみつき
その脇を走り抜ける
軽い船頭は何を知るか
理解できない
私がここを通り過ぎれば
月は沈み春は来ない
それでも絶望はない
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広場へモドル
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