『aplomb』

 月明かりにも照らされない
 暗闇に隠れて見えぬ
 水溜まりを

 知らず知らずのうちに走り抜け
 気がついたら
 ズボンのすそとか靴とか靴下までずぶぬれ

 そんなとき沈んだ気持ちは
 「あたしって不幸だ」って傾く

 何をやっても中途半端に終わりそうで
 客観的なモノが欲しいと言えば
 感情的に褒め称えて欲しいと言う

 どっちでも崩れ去ってしまいそうになるのは
 自分に自信がないから

 目を向ければ根本的なトコで変われてない
 過去を変えることが出来ないのは分かってる
 
 でも変われてないと嘆いてしまうのは
 自分に自信がないから

 それが怖いのか恐いのか
 やっぱそれでも信じ切れてない


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