『Repeat』

 花は枯れ墜ちる前に
 その一生を終える

 誰かがこの先も
 花を別の場所に移したとして
 
 それは望んだことでもないし
 運命なんかじゃない
 誰かの欲望とか
 それも関係なかったりする

 誰かがこの先も
 花を摘み取り流れを知ったとして
 
 それは夢見たことでもないし
 未来なんかじゃない
 誰かの過去とか
 それも関係なかったりする

 私がそれを手に出来るかどうかも
 花とか神とかは決められない

 全ては同じことの繰り返しなのだから
 全ては私が繰り返しを意図しているのだから


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